ギャラリー 2010 小学4年生
空想の手がかりを、自分のあこがれの中に求めて表現された作品です。作者の未来が具体的に現実味のある夢となって表現されています。自動車の部品やトイレ・託児スペースなどと具体的に細かく表現されており、自分のあこがれを具体的に表現していることに好感がもてます。
「見たことを描く」ということは「現実をつかもうとすること」だと教えてくれます。太鼓の金具の様子や汚れなども丁寧に表現されています。大太鼓に関わったからこそ表現できることだと思います。体験したことや見たことなどを表現することの楽しさが伝わってくる作品です。
描き直しの線が画面のなかに、間違いとして残っているのが見えます。ただ、この線が何度も何度も形を表現しようという作者の思いとなって現れています。どこにも力を抜かず、まっすぐに表現しようという気持ちにあふれる作者の気持ちに心をうたれました。
「こんな風になったらいいな」という思いを自由な発想で具体化しています。脚色を加えたり、描きたいものをのびのびと表現したり、子供らしい願いが素直に表現された心温まる作品です。
様々な素材を使い、作品のなかから「表現しながら楽しんでいる姿」が見えます。表現することの意味を伝えてくれる作品です。
ギャラリー 2010 小学5年生
社会見学での鍛冶体験の様子がよく伝わってきます。教えてもらっている職人さんの表情や体験している作者の表情からも、その時の気持ちがしっかりと伝わってきます。薄暗い背景にその雰囲気が良く表されています。
水族館で珍しい生き物を見つけたときの感動が伝わってきます。ウミガメの描き方や印象そして海の生物の動きなどをうまく表現しています。水族館の雰囲気をとてもよく理解し、色をアレンジして使っています。見ている人たちの表情もとてもすばらしい作品です。
野球での一瞬をダイナミックに表現しています。ベースに視線が集まっているところに緊張感が伝わります。
重厚な色使いから、吐く息や心臓の鼓動までが伝わってくるような作品です。
素直に物語を表現しようとしているところに感動しました。絵の具の濃淡をうまく使って表現しています。
ギャラリー 2010 小学6年生
身近で、いつも自分が歩いているような場所を愛情込めて描いています。道ばたの花や植え込み、更にそれぞれの屋根の形やつくりまで丁寧に表現されています。思春期らしく、自分の周りを優しく見つめている様子に好感がもてます。
描くプロセスに工夫が見られます。この絵のテーマにピッタリとはまった表現方法です。想像的な技能とは自分の表現を助けるための物であることを伝えています。未来の楽しい学校が想像される絵です。
吹雪の中のクロカンを描いています。寒さと熱気が伝わってきます。雪の積もる様子や寒い空気野中の校舎がよく描かれています。体験したことをよく思い出して描いてあります。
自分の夢を重ねて描く構想画タイプの自画像です。「こんな野球がしたい」との夢が伝わって来ます。
見て描く楽しさがストレートに伝わってきます。奥行きを体験し自分が見て分かった事を描いている姿に好感がもてます。