ギャラリー 2013 中学1年生
・朝顔のような植物がすだれ越しに透けて見える様子から,季節感が感じ取れます。その季節で作者が感じたものが素材と合っています。奇をてらった視点ではありませんが,作者が素直に対象に向き合い,日常的な風景を伝えている作品です
・中学生の日常生活では,部活動は大きな部分を占めています。中学校生活を充実させるのにとても大切です。自分の感情を絵にした素直な表現でつくられて好感がもてます。臨場感が伝わる作品です。
・デザインでは,きれいな作品が多いですが,言葉と言葉の意味することが噛み合っていないと作品としては良くないです。絵画的な絵文字にしたのが効果的です。さわやかな作品に仕上がっています。
ギャラリー 2013 中学2年生
・中学校2年生になると,自分の内面を見始める時期になります。将来に向かっての期待と,夢に立ち向かっていく心の内面を視線と背景から表しています。淡い色彩ですが,作者の意志がタッチになり表現を高めています。
・絵の具やパレット,筆,水入れなど美術の時間で使っているものを作者の心情とオーバーラップさせてあります。身近な素材を使って広がっている発想力が素晴らしいです。水のしぶきや水のグラデーションから,ダイナミックで美的な感性を感じる作品です。
・山間部のどこかの風景と思われます。さりげなく背後に広がる山が自然の清々しさを表し,そこに咲くひまわりの強さを感じます。茎や葉っぱの流れるような筆致によって描かれていて,ひまわりの強さを表現しています。みずみずしく感じる作品です。
ギャラリー 2013 中学3年生
・中学3年生として,思春期の複雑な思いが,踏切や手紙,流れ星などを通して語られています。望遠鏡を通して,自分自身の未来をみようとする心象風景のように描かれている作品です。
・階段を中心とした心象を表す風景です。色彩などデザインに関する学習を活かした,知的でさわやかな作品です。
・色彩による心象表現です。マグリットの「大家族」を思い浮かばせるような鳥や花や草を利用して,広大な心象風景として創りあげています。中学生としての優しい感性と発想の豊かさを感じる作品です。